真夏の蚊よりもしつこいのが、夏も終わりかけの晩夏の蚊です。
秋に蚊に刺されると、夏よりもしつこく強いかゆみがあるものです。
秋の蚊がしつこい、強い、というのは、皆さん感じているのではないでしょうか。
実は人間の血を吸っているのはメスの蚊だけで、それも主食としてではなくて、卵巣を発達させるために血を吸っているそうなのです。
蚊が血を吸うのは卵を育てるためで、受精後に血を吸っているのです。
真夏のイメージがある蚊ですが、蚊の繁殖適温は22度から27度で、活動温度は11度から32度と言われています。
つまり、蚊にとっても、真夏の暑さは厳しく、刺されてもそれほどしつこくないのです。
蚊にも種類があって、チカイエカは、一年中いる蚊で秋でも冬でもいる蚊です。
チカイエカは、3月~4月の春や、9月~11月にかけての秋に多くいるので注意が必要です。
また、夏の終わりかけには、蚊以外に、クラゲにも注意が必要です。
お盆明けの海にはクラゲがいるので危険だ、という話しを聞いたことがないでしょうか。
実際にお盆明けの海はとても危険で、毒性のあるクラゲがとても多くいるのです。
海にはクラゲが一年中いるのですが、人間に危害を加えるクラゲがお盆明けに出現するのです。
お盆前の海にも毒性のあるクラゲはいますが、まだ毒性のない幼生の状態が、お盆くらいに成長します。
日本の海で代表的な有毒クラゲは、アンドンクラゲや、アカクラゲ、ハブクラゲなどです。
触れると火傷に似た痛みがり、ミミズ腫れなどの症状が起こります。
ショックから呼吸困難になるなど、死亡する例もあるので、非常に危険なのです。
お盆前後の海水浴は控えた方が良さそうです。
Photo by Aikawa Ke