赤ちゃんを抱っこしたままでは両手がふさがるので、思うように家事ができない事があります。
抱っこ紐やスリングを使えば両手はあきますが、前に赤ちゃんが居るのでこれも思うように家事が進みません。
こういう時はおんぶができるとママも家事がしやすくなりますが、赤ちゃんの首がすわるまではおんぶしないほうがいいでしょう。
個人差もありますが、首がすわるのは大体生後3ヶ月ごろですから、3ヶ月以降になれば首の様子を見ながらおんぶできるようになります。
抱っこの場合は常に赤ちゃんの様子をチェックできるので、首がすわっていなくても抱っこする事はできますが、おんぶになると後ろにいる赤ちゃんの様子がわからないので首がすわる前のおんぶはやはり危険です。
昔は首がすわる前からおんぶすることも多かったようですが、その場合、上から羽織るはんてんのような分厚いカバーで首回りをフォローできるようになっていたようです。
首がすわりおんぶができるようになっても、後ろにいる赤ちゃんには常に注意をしましょう。
特にママが急に体の向きを変えたりする時、狭いところを通る時など、赤ちゃんの頭を柱や壁にぶつけないよう配慮する必要もあります。
また、おんぶする時の赤ちゃんの上げ下しの際、落とさないよう気をつけたり、慣れるまでは人に手伝ってもらうのがおススメです。
抱っこはパパやママの顔が見えるので赤ちゃんが安心すると言われていますが、おんぶにもメリットがあります。
それは抱っこではできない、パパやママと同じ目線を体験できる事です。
おんぶされている時は目線も普段より高くなるので、パパとママと同じ目線で同じ物を見る事ができます。
赤ちゃんにとってはとても大きな刺激となるので、脳の発育にも役立ちます。
また、抱っこひもやスリングでの抱っこに比べ、おんぶは背筋が伸びる姿勢をキープできるので、血流をさまたげないとも言われています。
時々パパやママが振り返り声をかけたり、鏡越しに目線を合わせたりすれば赤ちゃんが不安になる事もありません。
おんぶしていれが両手も自由に使えるので、家事や掃除もできますから、メリットも多いのです。
Photo by Hicchi