新生児の2~3時間ごとの夜中の授乳はとても大変なものですが、添い乳をすることでママの負担も大幅に減ります。
ママも赤ちゃんと同じように布団に横になっておっぱいをあげる添い乳には、他にもメリットがあるのですが、反面、添い乳をすることによるリスクもあります。
メリットとリスクを知り、添い乳をする場合には、正しい方法で行うことが大切です。
まず、添い乳のメリットですが、先ほども説明したように、ママの授乳の負担が軽減出来ることです。
夜中に2~3時間ごとに起こされて、抱っこしておっぱいをあげるのはとても大変なことですが、寝ながら出来る添い乳なら、赤ちゃんを支える力も最小限にできますし、ママも休憩しながら授乳が出来ます。
また、寝かしつけも同時に出来るというメリットもあります。
添い乳なら布団に寝かせたままおっぱいをあげるので、布団に移動しているうちに赤ちゃんが起きてしまうこともありません。
授乳から睡眠までがスムーズにできるのが添い乳のメリットです。
他にも布団の中でママと赤ちゃんの肌がふれあうことで、スキンシップが深まり、お互いがリラックス出来るというメリットもあります。
しかし、添い乳には、赤ちゃんが窒息してしまうリスクもあります。
ママが寝返りを打った時などに、赤ちゃんに覆いかぶさってしまい、窒息してしまう事故も実際に起こっています。
また、添い乳だと、赤ちゃんが正しく均一におっぱいを吸う事ができないので、吸い残しが原因で乳房トラブルが起こりやすい、というリスクもあります。
いつも決まった方向からの添い乳を続けると、乳腺炎のリスクが高まります。
このような添い乳のリスクを回避するためには、正しい方法で添い乳をしましょう。
添い乳をする際には、赤ちゃんの背中にクッションなどを入れて支えてあげて、ママのおっぱいと口元の高さが揃うようにしましょう。
おっぱいで赤ちゃんの鼻と口が塞がってしまうことがないように十分に注意をして、赤ちゃんの上に覆いかぶさってしまわないような体勢で行うようにしましょう。
赤ちゃんよりも先に寝てしまうとリスクも高くなるので、自信のないママは、添い乳は避けて、ソファなどで授乳をするようにしましょう。
Photo by Jan Fidler