子どもが悪い事をしたら叱るのも親の務めですが、叱り方がわからず人知れず悩んでいるママも多いと言われています。
例えば外出した時に子どもがわがままを言って騒ぎ出した時、叱ろうと思っても叱り方がわからないため、何もできずその場を立ち去るというママもいるでしょう。
こういう光景を見た人は、事情がわからないので「無責任な母親」と思ってしまいます。
逆に叱るのが子どものためと思い、大きな声を出したり、お尻を叩いたりして叱ると、今度は見てる人から「虐待している」と言われるのです。
これではママもどうしていいかわからなくなってしまいます。
まず子どもが悪い事をした時に叱るのは、親としての責任ですし悪い事ではありません。
公共の場で周りに迷惑がかからないよう、ママが焦って、すぐに泣きやませようと激しく怒れば、ひどい親と言う人もいますが、気にせず、しかし体罰はせず、口頭でいけないことを伝えましょう。
周りの人は、親がちゃんと対応し続けてさえいれば、子どもが悪いことをしていてもそれほど批判はしないものです。
子どもがぐずっている場合は、素早く場所を変えるのも効果的です。
例えば1~2歳の子が道で寝転んで泣いているなら、すぐに抱きかかえて、危険や迷惑のない場所に移動します。そのあとで言って聞かせるとよいでしょう。
むしろ叱る人がいないと、子どもは悪い事がどういう事かわからないまま成長してしまうので、大きくなってから別の問題も出てきます。
子どもを叱るにもコツがありますので、コツを覚えれば上手に叱る事ができます。
叱るといっても頭ごなしに子どもを否定するのはNGです。
なぜやってはいけないのか、なぜ叱られているのかを理解させましょう。
頭ごなしに怒鳴りつけても、一瞬子どもは驚き萎縮しますが、毎回同じような叱り方をするとそのうち慣れてしまうので効果がなくなります。
叱る時は本気で叱りましょう、どこかに迷いがあると子どもにそれが伝わるので真剣に聞いてくれません。
毅然とした態度で叱りますが、叱った後は必ずフォローしましょう。
さっき叱ったのはこういう理由があるからと話して聞かせます、この時ハグをすると子どもも安心します。
Photo by Leonid Mamchenkov