小さな子どもたちは、とても好奇心が旺盛で、怖いものしらずです。
身近にある生活用品にも、子どもたちには特別な興味津々の対象で、とんでもない使い方をしたり、大人が思ってもいないような大きな事故に繋がることも多々あります。
時に、救急車のみならず、レスキュー隊まで出動するような大きなトラブルに発展する事故には、子どもがついつい指や頭を突っ込みたくなるような“穴”が関係していることが多いようです。
身近にある“穴”に子どもたちが、好奇心から指や頭を突っ込み、抜けなくなりレスキュー隊が出動するという大きな事故に発展してしまうのです。
0歳でもずりばいをする頃には、指先が上手に動かせるようになってくるので注意が必要です。子どもがいる家庭では、子どもが突っ込みそうな穴は隠したり、ふさいでおくことが大切です。
子どもたちも、悪意はなく、面白半分でやることが、取り返しの付かない事になります。
国内外で本当にあった、レスキュー隊が出動した“穴”に関する事故を紹介しましょう。
「レゴなどのおもちゃに子どもが指を突っ込んだら、抜けなくなった」
「万華鏡のキラキラがとりたくて、のぞき穴に指を突っ込んで抜けなくなった」
「お菓子が出てくる機械から手が抜けなくなった」
「アイロン台に頭がはまってしまった」
「真鍮製の花瓶に足を突っ込んだら抜けなくなった」
「試験菅に指を突っ込んだら抜けなくなった」
「タンバリンから頭が抜けなくなった」
抜けないことから親子でパニックになり、なんとか外そうと指などをぐるぐる回して、指や腕がうっ血したり、切れて血が出たり、痛くなってさらに暴れたり、焦る親に抑えられて泣き叫んだり、暑さや寒さや脱水症状などでぐったりしたり、と、二次被害も悲惨です。
レスキュー隊が到着しても、子どもがパニックになってしまい、救出にてこずるケースが多いのです。
もし穴から抜けなくなったら、移動が可能な場合は、うっ血する前に、病院や、レスキュー隊がいる消防署に連れて行きましょう。
レスキュー隊は、はまった物体を破壊する道具を持っています。
補足ですが、サイズの合わないものに挑戦する大人も要注意です。
「子ども用の車やブランコにはまって出られなくなった大人」などもレスキューされています。救助を待つのが恥ずかしくて、死ぬほど後悔しそうですね。
Photo by Michael Kordahi