早ければ3ヶ月くらいで赤ちゃんは寝返りを打てるようになります。
そのために腹ばいにすることを勧める保健師さんもいますが、寝返りを手伝うことや練習することは本当に必要なのでしょうか。
赤ちゃんは上半身から筋肉が鍛えられ、最初に首が据わり、徐々に寝返りをするために必要な筋肉をつけていきます。
赤ちゃんが寝返りを打とうとすると最初のうちは上手くひっくり返ることができない、腕が抜けないなど見ていてもどかしいことが多いものです。
しかし赤ちゃんは徐々に自分の力で寝返りをうとうとしますので、その様子を見守って応援したり、どうすれば完全に寝返りが打てるようになるのかほんのわずかな手助けをしてあげることも大切です。
その助けが赤ちゃんとのコミュニケーションになりますし、周りが応援してくれることが赤ちゃんの力となってくれます。
注意したいのは寝返りの練習やハイハイ、あんよの練習を積極的にさせることです。
赤ちゃんには赤ちゃんの発育のペースがありますので、十分に筋力が発達していないのに次のステップに進んだりするのは危険です。
特に腰がすわっていない子どもにあんよを覚えさせるのは足の筋力発達に大きな弊害をもたらしますので止めましょう。
無理にやらせようとしなくても、赤ちゃんは徐々にどうすれば次のステップに進むことができるか覚えていきます。
それを応援したり、わずかに触れてコミュニケーションをとることのほうが大切なのです。
そしてただ応援する、触れるだけではなく、楽しんでコミュニケーションをとるということが何より重要なことです。
Photo by NICHD