大人と違って、小さな子どもたちのおやつは、朝、昼、夕方の食事では補いきれない栄養素を摂る時間です。
まだまだ身体が小さいので、一度にたくさんの食事を摂ることができず、消化吸収も未熟な子どもたちにとって、おやつの時間は、大切な栄養補給、水分補給の時間です。
多くの家庭では、小さな子どもの食事の時間は毎日決められているかと思います。
おやつの時間も食事の時間と同じように、毎日だいたい決まった時間に食べるのが理想的です。
子どもの生活サイクルを整えるためには、まず食事やおやつの時間を毎日同じにすることが大切です。
毎日、全く違う時間に食事をしたり、おやつの時間も決まっていないと、朝起きて、昼間活動して、夜眠るなど、生活のリズムも整いにくくなります。
心と身体の成長のためには、生活リズムを整えて、毎日決まった時間に食べて、しっかり遊んで、十分に睡眠を取ることが大切です。
朝食、昼食、夕食と、食事は三回食べますが、おやつは1日1回から2回くらいの家庭がほとんどでしょう。
離乳食が完了したくらいから、おやつも取り入れると良いでしょう。
おやつの時間は、次の食事まで2~3時間あくように時間を決めると良いでしょう。
午前中のおやつは10時くらい、午後のおやつは3時くらいが理想的です。
子どものおやつは食事では摂りきれなかった栄養素を補うためのものなので、市販のスナックや甘いお菓子を与えるのではなくて、ふりかけなどをまぶしたおにぎりや、季節の果物、ふかしたサツマイモやヨーグルトなどがおすすめです。
子どもが欲しがるときに、欲しがるだけ与えるのではなくて、きちんと時間を決めておやつと食事を与える習慣を付けるようにしましょう。
Photo by Lars Plougmann