赤ちゃんが生まれてしばらくすると出てくるのが乳児湿疹ですが、初めて子育てをするママは何か深刻な皮膚の病気では、と慌ててしまうでしょう。
乳児湿疹は1ヶ月になるまでほとんどの乳児に見られる湿疹で、そのでき方にも個人差があります。
新生児は新陳代謝が激しい上に毛穴の数は大人と変わらないのに小さな顔に密集しているため、埃や皮脂などが詰まりやすく、またお母さんのお腹の中から外の世界へ出てきた環境の変化によって乳児湿疹ができやすくなります。
たいていは1ヶ月健診で、あるいは退院時や2週間健診でもらえる塗り薬や適切なケアで良くなります。
生後半年くらいまで乳児湿疹が見られる赤ちゃんは見られるのですが、やがて引いていき綺麗な肌色になります。
ですがケア方法を間違えたり、季節の変わり目や花粉症が激しくなる季節は乳児湿疹もひどくなることがあります。
乳児湿疹のケア方法は、沐浴や入浴の際ベビー石鹸で優しく頬や額をなでるように洗い、お湯でしっかり泡を流します。
泡や石鹸が残っていると乳児湿疹がひどくありますので気をつけましょう。
石鹸やボディソープで頬、額の皮脂や汚れをしっかり取り、お湯で優しくしっかり落とすことで乳児湿疹の原因は取り除くことができます。
その後保湿をしなければと焦る方もいますが、赤ちゃんは体の80%が水分でできていますので、大人のように外から保湿すると乳児湿疹が一向によくならないことがあります。
赤ちゃん用の保湿剤を適量使う分には問題ありませんが、沐浴後の水分補給はしっかりしてあげましょう。
今は治まらなくて不安な乳児湿疹も、いつの間にか治っていたと言うことが多いのです。
Photo by Muse Rosli