虫歯になると痛みが出ますし、大人でさえ嫌な音を聞きながら治療を受けることになります。
子どもにとって見えない口の中を治療されることは恐怖ですから、虫歯になってから歯医者へ連れて行っても怖いと言う気持ちが先行し、嫌がって治療ができないこともあります。
小児歯科に行くと暴れて治療が受けられない子どもはネットで巻いたり、バスタオルなどで体を包んだりして歯科衛生士や親が子どもを押さえつけて治療を行います。
子どもはその間も泣いていますから親にとっては辛い思いをするばかりです。
このような結果、子どもにとって歯医者イコール怖いところ、嫌いという感情が植えつけられ、歯医者に行きたくない、歯科医の顔を見ると泣いてしまうと言う現象が起こります。
事態を防ぎ子どもが歯医者を怖いと思わないためには虫歯になる前に歯医者で定期的な検診を受けることです。
定期的に歯医者に通えば歯医者に慣れ、怖さを感じることもありませんし、定期健診ならそれほど時間もかかりません。
むしろ楽しいと言う印象を受ければ定期健診にも積極的に通うようになりますし、悪化する前の初期状態の虫歯を発見することもできます。
いつごろから歯医者に通えばいいのか迷う親御さんも多いですが、早い子どもなら歯が2~4本生えた時点で通い始めるようです。
ほとんどのお子さんは1歳過ぎからフッ素塗布を目的に通院するようですが、親に虫歯が多いなどという場合は生後半年くらいから通い始めることもあるようです。
子どもの歯が生え始める前から口内ケアを大切にし、定期的な歯医者の受診で子どもが歯医者嫌いにならないようにしてみてはいかがでしょうか。
Photo by Ashley Morris