出産を控えているママは、これから出会う赤ちゃんのこと、赤ちゃんとの暮らしに、ワクワクドキドキとした期待と同時に、出産の際の不安も大きく抱えているのではないでしょうか。
出産の際の不安といえば、当然痛みのことなのですが、陣痛はもちろん、産んだ後にも痛みがあるようです。
出産をした後にも、身体のいろいろな部分が傷むのですが、その中でも、経膣分娩したママたちが最も痛かったという場所はどこなのでしょうか。
まず、多くのママが感じているのが会陰切開した傷の痛みです。
出産時に会陰がしっかりと伸びていないと、いきんで赤ちゃんが出てきた時に、肛門や直腸、また膣の中にまで裂傷を起こす可能性があります。
自然に会陰が裂傷をするよりも、事前に会陰切開をすることで、キレイに縫い合わせることができ、傷口も目立ちません。
多くのママが経験する会陰切開なのですが、これが出産後にもかなり痛みがあるようです。
傷の大きさにもよりますが、軽度の場合には1~2日で、一般的には産後1~2週間くらまでは痛みを感じるようです。
排便で傷口が切れるようなことはないのですが、最初の排便では特に緊張する人がほとんどで、痛みを伴う人も多いようです。
退院する頃には痛みもほとんど無くなっているようですが、イスに座ると痛みを感じるようです。ドーナツクッションに助けられたというママも多いのではないのでしょうか。
他に、後陣痛が痛かったという声も多いようです。
後陣痛というのは、赤ちゃんを無事に出産して、大きくなっていた子宮が元の大きさに戻るために収縮をしていくのですが、この収縮の際に伴う痛みです。
後陣痛は、出産後すぐの授乳中に感じることが多く、初産の時よりも2人目以降の出産の方が痛みを感じるママが多いようです。
Photo by Harald Groven