ママと赤ちゃんをつなぐへその緒は、ある程度の長さでちょきんと切りますが、おへその部分にはまだ残っています。
もちろん、生まれた後にはへその緒の役割はなくなるので必要ありませんが、すぐに取れるものではありません。
日が経つと、切断部分からどんどん乾燥していき、細胞が完全に死滅するとぽろっと取れます。
ただしおへそが取れるまでの期間は赤ちゃんごとに異なります。
一般的には2週間ぐらいすると、オムツ換えや沐浴の時に自然に取れてしまうというのが多いようです。
ですが2週間というのはあくまでも平均であって、1週間で取れることもありますし、1ヶ月たってもついたままという赤ちゃんもいます。
1ヶ月もへその緒がついたままの状態だと不安になるかもしれませんが、取れるまでの期間は決まっていないので神経質になる必要はありません。
へその緒が乾いて、取れそうで取れないという状態だとしても、無理に取るのは止めましょう。
おへそ自体がきゅっと締まって、雑菌が入らないようになるまでは付いたままの方が安全です。
もしどうしても心配という場合は、1ヶ月検診の時に医師に診てもらうといいでしょう。
へその緒はいつ取れるかということより、取れた後の処置の方が重要です。
基本的に出血はすぐ止まりますが、中には膿が出てくることもありますし、乾燥するまでには時間がかかります。
しっかり消毒をして清潔に保つようにしましょう。
へその緒自体は時期がくれば自然に取れるものなので、放っておいて大丈夫です。
へその緒を桐の箱に入れて保管する場合、すぐにふたをせず、しっかり乾燥させてからしまうようにしましょう。生乾きだとカビや腐敗の原因になります。
Photo by Jenny Lee Silver