産後1ヶ月から2ヶ月ほど経過した頃には、経膣出産でも帝王切開でも経過が順調であれば、ママは夫婦生活を再開しても大丈夫だと言われるようになることがほとんどです。
しかし、実際に性交を行うと、激痛が走って行えないママが非常に多いと言われています。
●授乳中は膣が潤いにくい
いくつかの原因が考えられているのですが、その最大の原因には出産によって子宮や膣が傷ついていることが挙げられます。
思っているよりもはるかに大きな傷がついていることもあるため、性交によって激痛が走り、特に帝王切開をしている場合には傷も深いため注意が必要だと考えられます。
さらに、授乳している機関にはホルモンの分泌の関係で膣が潤わなくなることが解っていて、このことが原因で性交に痛みが生じることもあると言われています。
また、会陰切開をしていたり、性交に痛みがある情報を知っていたりすると、緊張してしまい痛みを強く感じることもあるようです。
●産後の性交痛はパパに相談しましょう
パパには言い出しにくいことかもしれませんが、激痛に耐えて性交をしても良いことはありませんから、理解と協力をお願いしましょう。
一度激痛を感じてしまうと、次にも痛みがあるのではないかと不安になることもあるでしょう。
その不安もパパに伝えて、夫婦生活を安心して行うことができるように二人で話し合いながら進めていくことが大切です。
パパに理解してもらうことは大変ですが、先輩ママの声が反映されている情報誌などを一緒に読んでみると解決の糸口が見えてくるかもしれません。
Photo by Juan Pablo Bellenger