大人にとっては便利な生活の必需品や、何気なく日常的に使っている雑貨の中には、子供にとって命を落とす原因となる物がさまざまあります。
幼い子供は何かを掴むととりあえず口に入れてしまうため、注意が必要です。それを食べようとしているのではなくても、無意識に口に入れてしまうので誤飲による死亡事故も起きています。
ハサミやカッターのように先が鋭く尖った物は注意が向きますが、丸い物も口に入るサイズは危物になります。たとえば小さなシャツのボタンも、幼い子供が誤飲してしまえば、気道を塞ぐ凶器となります。
意外と見落としがちなのが、ティッシュペーパーです。
鼻をかんだり、手や口を拭いたりと日に何度も使う物ですが赤ちゃんや小さい子供にとっては危険な物になる可能性を秘めています。
赤ちゃんはなんでも口に入れてしまうので、ティッシュも手が届くところにあれば口に入れそのまま飲み込んでしまう事もあります。赤ちゃんのヨダレを拭いたティシュを、うっかりそのまま顔の横に置いて目を離した間に、赤ちゃんがそれを誤飲し窒息死したというケースもあります。
ティッシュのように柔らかくふわふわした物は、幼い子供の力でも簡単に引きちぎれます。
ちぎり遊びが楽しくて、つい夢中になりそれを口に含んでしまえば無意識に飲み込んでしまう事もあります。
水分を含んだティッシュは膨張するので、量によっては気道を塞ぎ、窒息してしまう事もあり得るので十分に注意してください。
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