頭の形を良くすると言われているのがドーナツ枕です。
このドーナツ枕は、赤ちゃんにも役に立つのでしょうか。
また、子どもはいつから枕が必要になるのでしょう。
●赤ちゃんに枕は必要なの!?
人間は背骨が横からみてS字にカーブしていているので、そのカーブを支えるために寝る時には枕が必要です。
首をしっかりと支えてくれる枕がないと、寝るのが難しいですね。
しかし、背骨がしっかりと成長していない乳児のうちは、枕は必要ないと考えられています。
寝る時に枕が必要となるのは、5~6歳くらいからであると言われています。
●ドーナツ枕で赤ちゃんの頭の形がきれいになる?
赤ちゃんの頭の形をキレイにしようと、枕を使う親も多いですが、赤ちゃんの枕は高すぎると、のどの気道を圧迫して呼吸の妨げになるので注意が必要です。
新生児用のドーナツ枕もありますが、ドーナツ枕を使ったからといって、後頭部がきれいになる保証はありません。
我が子の将来の頭の形を気にするママは多く、向き癖のある赤ちゃんの頭がいびつになっているのではないか、ドーナツ枕を使わないと治らないのではないか、と考えるママも多いようです。
しかし実際は帝王切開の子は頭の形がきれいであることが多いようです。
狭い産道を通る経膣分娩の子の場合には、頭の骨を重ね合わせて小さくして生まれてくるので、向き癖などと重なって、頭の形がいびつになってしまうことが少なくないようです。
しかし、成長しておすわりしたり、起きあがっている時間が長くなると、枕の有無に関係なく、だんだん頭の形がきれいになってきますので安心してください。
Photo by Travis Swan