小さい赤ちゃんは、出来ればベビーベッドに寝かせて、赤ちゃん専用のお布団を用意して頂きたいものです。
可愛いし心配だから傍にいたい。
そうした気持ちは分かりますが、添い寝が赤ちゃんにとっては、かえって危険な事もあるからです。
その危険性というのは、布団による窒息です。
赤ちゃんにとって、パパやママがいつも使用している布団は、あなたが思っている以上にとっても重たいものです。
ですから、布団をどかしたくても大人の様に簡単にはどかせませんし、窒息状態にあれば当然、声を出す事すら出来ません。
実際に窒息状態になるとどういった症状が起こるのかと言いますと、主に脳に様々な障害を残す危険性があります。
無酸素脳症や低酸素脳症などであれば、大きな障害となり、取り返しのつかない事になるかもしれないのです。
また窒息ですから、最悪の場合は死んでしまうという恐れさえあります。
非常に残念ながら、こうして実際に命を落とすという事故は年に数件はあり、あなたの家庭でも他人事では済まされないのです。
赤ちゃんはまだ、自分の身は自分で守れませんし、自分の身に迫る危険を上手く伝える術すら持っていません。
泣くという行為はありますが、不快感を一緒くたに泣くという行為でみせますから、何が原因か分からない事もあるでしょう。
そしてご説明した布団による窒息の場合には、その泣くというサインすら出せない危険性があるのです。
ですから、出来るだけ赤ちゃんにとって安全な環境をパパやママが作ってあげる事は非常に大切で、少なくとも赤ちゃん用のお布団は用意しておきたいものですね。
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