きょうだいの年齢差はどのくらいあけた方がいい?永遠のテーマともいえる話ですが、実際にどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
ここでは、4歳以上ひらいたきょうだいについて考えてみましょう。
●心理学的に、4歳あけば安心といわれる
きょうだいの年齢差が4歳以上になると、上の子が保育園や幼稚園に通うようになっているから、ママ余裕を持って2人目を育てられます。
上の子も4歳以上となっていれば、お兄ちゃんやお姉ちゃんの自覚も芽生えてきますから、最初は少し戸惑いながらも、下の子の面倒を見るようになります。
ただしそれまで親の愛情を独り占めできたので、急に下の子ばかり構うとヤキモチを焼いたり、自分は可愛がられていないと傷つけたりしてしまう事になるので注意してください。
●家族のイベントに工夫が必要
4年以上の差があれば、学校のタイミングも少し間が空くので、学費なども負担が集中せず、パパやママも少し楽です。
ただしあまり年齢が離れすぎると、上の子と下の子の生活が違い過ぎて、きょうだい同士で関わる時間がなくなり、「家の中に一人っ子が二人いる状態」になるとも言われています。例えば、中学生と赤ちゃんでは、遊びや学校行事や生活リズムもまるで違い、ママ達はどちらにも合わせたプランを立てなければならず、負担となることも。ここは家族で話し合い協力できる体制を整えておきましょう。
●子育てはゆったり、長丁場に
年齢が少し離れていると喧嘩も少ないから、家の中での揉め事もそれほど多くありません。
きょうだいの年が近いと教育に関する問題も一時期に集中しますが、それが分散されるのはメリットです。
ただし期間があく分、長丁場になるため、パパやママも体力と精神力ともに持続させる力をつけておきましょう。
上の子がある程度大きいと、大きいからと安心しますが、大きくなっても中身はまだ子供です。
時には甘えたい事もありますが、下の子にかかりきりだと無理に我慢させてしまいます。
時々でいいから、上の子が手がかからなくなっても話をして、親子のコミュニケーションはきちんと取っておきましょう。
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