毎日子どもと暮らしていると、ダメなことを何度もしつこくやったりと、ママもついつい手が出そうになる経験があるのではないでしょうか。
しかし、2歳までの子どもに叩くしつけをしていると、恐ろしい弊害があると言われています。
●0歳~2歳を叩くしつけ、恐ろしい弊害とは・・
0歳~2歳までの子どものしつけでは、叩くという行為は絶対にやってはいけない行為です。
言葉が通じないから、叩いて分からせた方が良いのでは?と思ってしまうかも知れませんが、叩くしつけは絶対にNGです。
その理由とは、親がいくらしつけとして叩いても、子どもには何がいけないことなのかが全く伝わらないので、子どもにはただただ恐怖心を植え付けるだけになってしまいます。
何がいけないことなのかが伝わらず、叩かれるからやらない、という考え方をする子どもになってしまいます。これでは何がいけないのか理解できずしつけの意味がありません。
●他の子を叩いた時も
また、自分の子どもがよその子どもを叩いた時などには、同じ痛みを分からせるために叩いた方が良いと思ってしまいがちですが、これもNGです。
反対に、悪いことをしたら相手を叩いても良いのだ、と勘違いをしてしまうようになります。暴力で解決する、と覚えてしまいかねませんし、これでは本当に相手の痛みを伝えることが出来ません。
叩かずに、叩かれた子どもが嫌な思いをしていることを伝える努力をすることが大切です。
●親がエスカレートする危険も
叩くしつけをしていると、親がエスカレートしてしまうという危険性もあります。
叩くしつけは、一度始めると、ずっと続くことになるので、痛みに慣れた子どもにさらに強く叩く、と、親がエスカレートする危険性があります。
子どもは親を真似て育つので、他の子どもに叩いたり乱暴をする可能性も高いです。
叩くしつけには、このような恐ろしい弊害がありますから、決してしないように、悪さをしたら他の方法で分からせるようにしましょう。
Photo by Jorge Gonzalez